2005年のドラフト会議は、高校生と大・社希望枠というように2つにわかれて行なわれた。高校生では、1位は、2位は、希望枠で福田聡志を獲得しているため指名せず
3位に加登脇卓真、4位福井優也だった。
4位の福井は、巨人入団を拒否し、早稲田大に進学し、5年後ドラフト1位で広島に指名された。
3位指名の加登脇卓真といえば、入団した時に、歴然と存在するレベルの違いに圧倒され3年で現役を退いた。
2011年に北照高校の同級生西森将司がDeNAから育成2位の指名をうけてプロ野球選手になった。プロ野球選手になるレベルに到達する早さの違いがあって面白い。また、2005年にロッテから高校生1位された、柳田将利は、子供の頃からずーと野球漬けの生活で、プロになるのが人生の最終目標だった。プロは、練習終の外出は自由、しかもお小遣いもある。遊ぶことに熱中して、野球の方が疎かになってしまい高校生の頃の輝きを失ってしまい加登脇卓真同様にわずか3年で現役を退いた。①柳田将利のようにプロ野球選手になるのが最終目標②加登脇卓真のように歴然と存在するレベルの違いに圧倒されるプロ野球選手として成功するには、①から新たな目標を定め、②から長く選手として活躍できるものを見極めることにあると思う。
2005年の高校生ドラフトで入団した選手全員が球界を去ったのは、ソフトバンク・巨人である。成功しているのは、楽天(片山博視・宇部銀次・枡田慎太郎)かヤクルト(村中恭兵・川端慎吾)プラスDeNA(山口俊・黒羽根利規)だろう。それにくわえるなら広島(今井啓介・斉藤悠葵)となる。
2013年のドラフトの成功したかどうかが評価されるのは7~8年後である。
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